母乳と水
赤ちゃんの完全食ともいえる母乳。
授乳中のママは、十分な水分補給も忘れずに!
- ママの食事が、母乳の元 -
母乳には、赤ちゃんが健やかに育つために必要な栄養が、ほぼ完全に含まれています。特に初乳には、生まれたばかりの赤ちゃんをさまざまな感染から守る抗体が含まれているのでとても重要です。
母乳は、ママの血液が変化したものです。母乳の成分は、ママが食べたり飲んだりしたものに他なりません。そのため、妊娠中と同じように、授乳中のママも食事に気を付けなくてはなりません。授乳中のタバコやお酒が禁止されるのも、そのためです。
ちなみに母乳にも、おいしい・まずいがあり、赤ちゃんの口に合わないと、なかなか飲まなかったりすることもあるそうです。
血液が変化したものなので、血液の中の糖分や脂肪分が多くなりすぎる食事は、血液の流れを妨げ、母乳の出に影響を及ぼす可能性がありますので、授乳中はできるだけヘルシーな食事を心がけたいものですね。ママの健康管理にもつながって良いことづくめです。
- 1日に2,000~2,500mℓの良質な水分補給を -
赤ちゃんが飲む母乳の、約90%が水分。ママが摂った水分からできています。つまり赤ちゃんが1日に1000mℓの母乳を飲んでいるとしたら、ママの体から約900mlの水分が消費されたことになります。
それだけに、授乳中のママは、母乳として出ていく分も考えて水分を補給することが大切です。水分不足は母乳の量にも影響するとされています。加えて、水分不足はママの便秘の原因にもなってしまいます。
水分補給必要量の目安は、尿の量+赤ちゃんが飲む母乳の量です。季節や体調にも左右されますが、できれば1日に2,000~2,500mℓの良質な水分を心がけてください。
水分補給のタイミングとしては授乳の後がおすすめです。
また、朝起きぬけにコップ1杯の冷たい水を飲むと、便秘解消に効果があると言われています。
一度にたくさんよりも少しずつこまめな水分補給を心がけましょう。